UBICの知財戦略支援システム「PATENT EXPLORER」が昭和電工に導入

2015 年 12 月 24 日
報道資料
株式会社UBIC
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:UBIC、NASDAQ)



UBIC の知財戦略支援システム「PATENT EXPLORER」が
昭和電工に導入
従来の調査手法と比較して、高い優位性を示すことで、導入を短期間で決定、
人工知能による先進的な知財分析をいち早く取り入れる


米ナスダックと東証マザーズに上場し、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手が
けるUBIC(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)は、独自開発の人工知能
「KIBIT」を用いた知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER」(リット・ア
イ・ビュー パテントエクスプローラー、以下、PATENT EXPLORER」)が、昭和電工株式
会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 市川 秀夫、以下、昭和電工)に12月より導入
されたことを発表しました。

PATENT EXPLORERは、トヨタテクニカルディベロップメントとの共同開発で製品化
し、2015年10月29日に提供を開始しました。先行技術調査や無効資料調査などの特許の分
析業務を大幅に効率化し、従来の調査方法と比べ、約330倍※1の調査効率の向上を達成して
います。見つけたい文書(発明提案書、無効化したい特許資料等)の内容を“教師データ”と
して人工知能「KIBIT」に学ばせ、“Landscaping(ランドスケイピング)”という独自の機械
学習の手法を用いて、少量の教師データをもとに膨大なデータを解析し、短時間でスコアリ
ング(点数付け)による文書の仕分けができることを特徴としています。

今回、PATENT EXPLORERの導入を行った昭和電工は、石油化学、化学品、エレクトロ
ニクス、無機材料、アルミニウム等を手掛ける、日本を代表する化学メーカーです。グロー
バルでの競争を続けるなか、知財戦略が企業の成長と発展に重要であると考えています。

昭和電工がPATENT EXPLORERの導入を短期間で決定したのは、先進的な知財分析の活
用に積極的であること、またトライアルにおいて、従来の調査手法であるキーワード検索や
類似検索、概念検索などに比べて、調査効率が向上し、精度や網羅性にも優れた結果が得ら
れたためです。

PATENT EXPLORER提供開始以来、製品の内容や導入に関する多数の問い合わせが寄せ
られています。2015年11月2日から4日まで出展した「2015 特許・情報フェア&コンファレ
ンス」においても、想定を上回るブース訪問者数と講演に参加を頂きました。その後、トラ
イアルを開始する企業や実施を決定した企業が順調に増えており、12月には他1社での導入
が決定したほか、今後も引き続き、企業などの知財部門、研究開発部門等での導入が見込ま
れます。

※1:開発時における平均データ


【UBIC について】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社 UBIC は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析
を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行
う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業として
2003 年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・アイ・ビュー)、 」
アジア言語に対応した「Predictive Coding (プレディクティブ・コーディング)
® 」技術などを駆使
し、企業に訴訟対策支援を提供しています。訴訟対策支援で培った UBIC 独自の人工知能は、専
門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現、最近
では医療やビジネスインテリジェンス、マーケティングなどの領域に人工知能を活用し、事業の
拡大を進めています。2003 年 8 月 8 日設立。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ上場。2013 年 5 月
16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,688,433 千円(2015 年 3 月 31 日現在)。




<本件に関するお問合せ先>
株式会社 UBIC 広報担当 池内
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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