FRONTEO、データの保全・収集・保管サービス「Data Cellar」の提供開始

2019 年 11 月 20 日
報道資料
株式会社 FRONTEO




FRONTEO、データの保全・収集・保管サービス
「Data Cellar」の提供開始
法務管理書類や業務データを長期間、セキュアな環境で低コストで保管


株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)は本日、データ記
憶媒体お預かりサービス「Data Cellar」(データセラー)の提供を開始したことを発表しま
す。

「Data Cellar」は、企業が保有する様々なデジタルデータが入った記憶媒体を、安全な環
境下で長期にわたりお預かりする「記憶媒体お預かりサービス」です。退職者のPCデータ
や、PC交換の際のバックアップデータなどは、一定期間保管しておく必要があるものの、
社内で保管するにはスペースや環境(温度・湿度、振動など)が課題となるほか、データの
品質(劣化、消滅などの危険性)にも配慮する必要があります。

今回、このような記憶媒体お預かりサービスの提供に至ったのは、FRONTEOがこれまで
に支援してきた不正調査や国際訴訟での経験に基づいて、お客様のニーズに対応するためで
す。訴訟ホールド(注1)がかかって破棄できないデータなどの取り扱いに困っているお客
さまや、退職者による情報持ち出しを心配するお客さまの要望(例:誤って消去しないよ
う、第三者性・証拠性が担保できるところで保管したい、情報漏洩など、不正が明らかにな
った時点で速やかにデータを取り出したい 等)にお応えします。

お客さまからお預かりした記憶媒体は、帯電防止緩衝材の付いた専用のジュラルミンケー
スに入れ、GPSや電子ロック付きの専用車で移送するほか、耐震性に優れた建物内で、監視
カメラや赤外線センサ、24x7有人警備のもと保管いたします。また、記憶媒体の出庫に際し
ては、プライバシーやセキュリティ、トレーサビリティに配慮した輸送サービスを利用し、
首都圏であれば1営業日、首都圏近郊であれば2~3営業日でお届け可能です。入出庫、保管
以外にも、棚卸や廃棄(電子破壊、物理破壊を済ませ、データ消去証明書、廃棄証明書を発
行)にも対応するため、資産管理手法の一つとしての活用も期待できます。

FRONTEOでは、記録媒体のお預かりサービスの一環として、データのホスティングサー
ビスも提供しています。こちらはリモートでデータにアクセスできるので、急にデータが必
要になった時にも迅速に対応することが可能です。

記憶媒体お預かりサービス「Data Cellar」の特長
 第三者性
- 重要なデータを「第三者」がお預かりすることで、企業内部による改ざんや破壊
の心配もなく預かることが可能

 リスク管理
- 保管する前のデータ保全作業(フォレンジックコピー)にも対応しているため、


安全にオリジナルデータと保全すべきデータを保管できる
- お預かりしている期間中に不正調査/訴訟対応の必要性が発生したら、速やかに
デジタルフォレンジック、eディスカバリに移行できる

 資産管理
- お客様が保有している電子記憶媒体(HDDやバックアップデータなど)を物品管
理システムを用いて管理したあと、FRONTEOが契約している外部倉庫に保管し、
お客様の情報資産管理を代行
- 保管状況の棚卸も行い、お客様に結果のリストを送付




レビュー対象
70%



注1.) 訴訟ホールド:訴訟や司法当局の調査の可能性があると判断された場合に、関連す
る資料や情報のすべてを、判断時の状態で安全に保存する処置。

記憶媒体お預かりサービス「Data Cellar」の詳細はこちら
https://legal.fronteo.com/datacellar

■KIBITについて
FRONTEOが開発・提供する「KIBIT」は、専門家や業務熟練者の経験に基づく「暗黙知」を学
習し、その判断軸に沿ってテキストデータを高い品質で効率的に評価する人工知能で、小規模な
計算資源と少量の教師データによる短時間での解析が可能です。従来のテキストマイニングや検
索技術と一線を画した独自の機械学習アルゴリズムを用いており、異なる表現でも類似性や文脈
を捉え、文章の特徴量を抽出できるなど、高い自然言語処理技術と実践的な結果を得られる点が
高く評価されています。


■FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
株式会社FRONTEOは、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情
報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行うeディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業とし
て2003年8月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュ
ー)」、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーデ
ィング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培わ
れ、発展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗


黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現します。ヘルスケアやビジネスイ
ンテリジェンスなどの領域に展開し、FinTechやRegTechに加え、「働き方改革」でも実績をあ
げています。2007年6月26日東証マザーズ、2013年5月16日NASDAQ上場。資本金2,559,206千
円(2019年3月31日現在)。2016年7月1日付けで株式会社UBICより現在の社名に変更しており
ます。




<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 瀧川
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345 Email: pr_contact@fronteo.com





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