行動情報科学に関連する日本特許査定のお知らせ -品詞レベルのテキスト解析により、人物の行動を視覚化-

2015 年 3 月 26 日
報道資料
株式会社UBIC
(東証マザーズ コード番号:2158)
(NASDAQ ティッカーシンボル:UBIC)




行動情報科学に関連する日本特許査定のお知らせ
~品詞レベルのテキスト解析により、人物の行動を視覚化~


米ナスダックと東証マザーズに上場し、 人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を
手がける UBIC 本社 東京都港区、
( : 代表取締役社長 守本正宏) 「Behavior Extractor」
・ は、
に関連する特許査定謄本を日本国特許庁より受領いたしました。このたび、登録のため
の手続きが完了いたしましたので、お知らせいたします。
「Behavior Extractor(行動抽出)」は、E メールの情報を基に、人物の行動に関す
る表現を抽出することでコミュニケーションの実態把握をサポートします。 当社独自の
コンセプト「行動情報科学」を体現した機能です。



出願番号:特願 2014-511637 ※登録番号未付与
特許出願日:平成 26 年(2014 年)2 月 4 日

今回、特許を取得した行動抽出技術は「Behavior Extractor」として、人物間、組織
間のコミュニケーションを視覚化する「Central Linkage(セントラル・リンケージ)」
に搭載され、企業が保有するビッグデータ解析のためのプラットフォーム「Lit i View
(リット・アイ・ビュー)」の各製品において実現されています。

「Behavior Extractor」では調査対象者間でやりとりされているメール内のテキスト
に対し、品詞レベルでの分析を行い、どのような言葉が、どのような組み合わせで使用
されているかを数値化し、解析します。これにより、全ての文章を読まずとも、品詞組
み合わせレベルで高速且つ効率的に、対象者の行動を分析することが可能となります。

「Behavior Extractor」は、これまで UBIC が対応してきた、米国訴訟における電子
証拠開示(eディスカバリ)に伴う文書分別作業において蓄積してきた知見と、そこか
ら生まれた UBIC 独自のコンセプトである「行動情報科学」を体現する機能です。人物
間、組織間のコミュニケーションの集積である E メール内のテキスト情報を、情報科学
と行動科学の両方を用いて分析し、複雑化する関係性の中から、探し出すべき関係性を
導き出します。





当社は、人工知能応用技術の研究開発・知的財産獲得をさらに推進することにより、
医療・ヘルスケア、知的財産評価支援などをはじめとした、多様なデータ解析ソリュー
ションへの展開を目指しており、その実現によって、よりよい未来の創造に邁進してま
いります。

なお、本件における通期業績に与える影響は軽微です。

※特許査定…特許庁審査官による審査の結果、 発明に対して特許権付与が承認されるこ
とをいいます。特許査定後、出願人が登録料を納付することにより、特許発明が登録原
簿に登録され、特許権が発生するとともに、登録番号が付与されます。
※Lit i View は当社の登録商標です。

【UBIC について】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社 UBIC は、独自開発の人工知能「バーチャルデータサイエンティスト(VDS) 」の活
用により、ビッグデータを含む情報解析を支援する行動情報データ解析企業。2003 年に、
国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行う e ディスカバリ(電子証
拠開示) 支援や、 コンピュータフォレンジック調査サービスを提供する国際訴訟対策支援企
業として創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・アイ・ビ
ュー)、アジア言語に対応した「Predictive Coding®(プレディクティブ・コーディング)
」 」
技術などを駆使して企業の訴訟対策支援を実施。訴訟対策支援で培った人工知能「VDS」は
専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、ビッグデータ解析を実現。近年は VDS を医療
やマーケティングなどの領域に適用して事業を拡大している。 2003 年 8 月 8 日設立。2007
年 6 月 26 日東証マザーズ上場。2013 年 5 月 16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,673,158 千
円(2014 年 9 月 30 日現在) 。


<本件に関するお問合せ先>
株式会社 UBIC 広報担当 勝部
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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