投資活動を行う子会社Sevenwoods Investment株式会社を設立 VCを軸とした投資事業に本格参入

2018年6月5日
クルーズ株式会社


投資活動を行う子会社

Sevenwoods Investment 株式会社を設立

VC を軸とした投資事業に本格参入




クルーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小渕 宏二)は、VC事業(ベンチャーキャ
ピタル事業)を行う子会社 Sevenwoods Investment 株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役:
笠井 玲央 以下、「Sevenwoods Investment」と言います)を設立、VCを軸とした投資事業に本格
参入することを決定しました。
なお、代表には国内史上最年少ジェネラルパートナーとして当時22歳でVCファンド「IF Angel」
を設立し、数々の成功確率の高い投資実績を持つ笠井玲央氏が就任するほか、同じくベンチャー
キャピタル業界において経験、実績ともに定評の高い馬場嵜聡氏がこの度設立するファンドへの
出資も決定しました。この他にも、当社が以前発表しました「CROOZ永久進化構想」のもとにすで
に参画表明を頂いている方が複数名おり、この度の発表を皮切りにファンドの組成並びに投資実
行を進めてまいります。

今回、設立したSevenwoods Investmentが投資中核会社となり、その傘下に複数の戦略の異なるフ
ァンドを設立します。各ファンドへは投資者の1社として資金提供を行うのみで、招へいした優
秀なファンドマネージャーの独立した意思決定に基づき機動的な投資活動を行い、また、各ファ
ンドの戦略に合わせた資金提供を行うことで高い投資利益率を担保します。同時に、これらファ
ンドの数を確保することで、量、すなわちリターンの絶対額を担保してまいります。

一方、ファンドの数は優秀なファンドマネージャーの数に依存することとなり、この確保は業界
的にも大きな課題と思われますが、Sevenwoods Investmentでは、当社が以前発表しました、次世
代の事業と経営者の誕生と成長、永遠のベンチャースピードを手に入れる仕組み「CROOZ永久進化
構想」に則り、それぞれが独立した投資意思決定権を持ちながら、自ら設立した時に成果に応じ
て得られるリターンと相違ない、もしくはそれ以上が期待できる報酬体系を用意し、実績のある
優秀なファンドマネージャーのみを多数招へいしていきます。
当社は、VC事業については2016年より若手起業家に特化したコーポレートベンチャーキャピタル
としてCROOZ VENTURES株式会社を設立し投資活動を行ってまいりましたが、今回の取り組みを通
じてVC事業を当社の中核事業の1つへと成長させるため、国内の優秀なファンドマネージャーを多
数招へいすることで、従来よりも大規模かつ高いパフォーマンスで投資を実行していく枠組みを
構築してまいります。

■ファンドマネージャー紹介
○笠井玲央
Sevenwoods Investment 株式会社 代表取締役
Reo Asset Management 1号投資事業有限責任組合 代表パートナー
インキュベイトファンド、IF Angel代表パートナーを経て、Sevenwoods Investment代表取締役
に就任。インキュベイトファンドでは国内外の新規投資案件の発掘、および投資先企業の経営支
援に従事。2015年、国内史上最年少ジェネラルパートナーとして当時22歳でVCファンド「IF
Angel」を設立。20代若手起業家の会社創業期に特化した投資を行ない、運用開始17ヶ月でファ
ンド全額を投資回収し高いリターンを出した実績をもつ。主な実績として、Refcome、scouty、
終活ねっと、など一貫して創業初期からの投資に携わっている。

○馬場嵜聡
Blackswan Capital 1号投資事業有限責任組合 代表パートナー
リクルート、インキュベイトファンドを経て、Sevenwoods Investmentへ参画。リクルートでは
経営企画部にて全社経営計画の策定、Quipperなど新規事業領域の事業統括に従事。2016年にイ
ンキュベイトファンドへ参画し、アソシエイトとして国内新規投資案件のリサーチ・発掘、デュ
ーデリジェンスおよび投資先企業の経営支援に従事。東京大学卒。

■今回のスキームについて




*一部簡略化しております


■Sevenwoods Investmentの今後の展望について
Sevenwoods Investmentは、優秀なファンドマネージャーを増やすことにより個々の投資パフォ
ーマンスを高めるとともに、領域の異なる複数のファンド連携による業務効率化、情報やネット
ワークの共有などによって相乗効果を生み、よりハイパフォーマンスな投資ネットワークを構築
していきます。また、新たなファンドへの出資や既存投資先のM&Aなどにより、既存のコーポレ
ートベンチャーキャピタルの枠組みとは一線を画した、自律的なオルタナティブ投資会社を目指
します。
*オルタナティブ投資とは・・・株式や債券といった伝統的な資産運用ではなく、それ以外の新しい投資方法で収益を
狙う投資


■クルーズについて
クルーズは、「インターネットの時代を動かす凄い100人を創る」ことをミッションに掲げ、
2018年5月10日をもって全ての事業を子会社化し、純粋持株会社となりグループ経営への移行を
決定しました。これに伴い、SHOPLIST事業も会社分割し、クルーズ株式会社は事業を持たない純
粋持株会社としてグループ運営の最適化への環境を整えてまいります。また、ミッションの実現
に向け、次世代の事業の誕生と成長、次世代の経営者の誕生と成長、永遠のベンチャースピード
を手に入れるための仕組み「CROOZ永久進化構想」を構築しました。

詳しくはこちらのムービーをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=7STw1NX59j8

■本件に関わる適時開示はこちら
VCファンドの新設とそれに伴う特定子会社の移動に関するお知らせ①
VCファンドの新設とそれに伴う特定子会社の移動に関するお知らせ②


≪会社概要≫
社 名 :クルーズ株式会社
所 在 地 :東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
設 立 :2001 年 5 月 24 日
資 本 金 :4 億 4,959 万円
事 業内 容:純粋持株会社として当社グループの経営戦略の立案、及び子会社への
投資、経営目標の立案・実行の支援



≪会社概要≫
社 名 :Sevenwoods Investment 株式会社
所 在 地 :東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
設 立 :2018 年 4 月 13 日
資 本 金 :1,000 万円
事 業内 容:プライベート・エクイティ・ファンドへの FoF 事業、国内外スタートアップへの
投資育成事業
2018 年 6 月 5 日
クルーズ株式会社

本日のリリースに関する補足説明資料

本資料は、今回の取り組みの意図をより分かりやすくご理解いただくため、
Q&A 方式にて、補足説明をさせていただくための資料です


ミッション
「インターネットの時代を動かす凄い 100 人を創る」
超長期的目標
「20XX 年までに時価総額1兆円」

これらの実現に向けて下記の4つを事業の重点戦略として掲げています
① SHOPLIST をファストファッション EC 分野を代表するブランドへ
② SHOPLIST に続く第2、第3の柱を創出すべく新規事業へ投資
③ 機動的に可能性のある新規チャレンジを数多く生み出し続ける
④ グループで出た利益のすべてを売り上げ最大化に投資

今回の取り組みは、これら重点戦略のひとつとして
②に該当する「第2、第3の柱を創出すべく新規事業へ投資」に関するものとなります



Q:今回のリリースはつまり、どういうことなのか?
A:クルーズは、VC 事業(ベンチャーキャピタル事業)を行う子会社 Sevenwoods
Investment 株式会社を設立し、VC を軸とした投資事業に本格参入することを決定しました。

Q:なぜ投資事業への参入を決定したのか?
A:一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター(VEC)の投資動向調査によると、
2017 年 7 月〜12 月の国内ベンチャー投資総額は 641 億円となり、対前年同期(453.7 億円)
では+41.3%で伸びており、特に IT 関連を中心にベンチャー投資市場全体が拡大傾向にあ
ると言われています。当社の VC 事業については、2016 年より若手起業家に特化したコーポ
レートベンチャーキャピタルとして CROOZ VENTURES 株式会社を設立し投資活動を行ってま
いりましたが、このたび、VC 事業を当社の中核事業の 1 つへと成長させ、SHOPLIST に次ぐ
第2、第3の柱を創出すべく、国内の優秀なファンドマネージャーを多数招へいすることで、
従来よりも大規模かつ高いパフォーマンスで投資を実行していく枠組みをスタートさせます。
また、VC を複数グループ内に持つことによって、常に色々な業界の新しい情報が入ってく
るため、他事業へのシナジーや新規事業の種を生むことも期待されます。

Q:Sevenwoods Investment とは、どんな会社なのか?
A:Sevenwoods Investment株式会社は、インターネットにおける様々な領域の投資事業を通
じてグループの収益拡大を図るクルーズの100%子会社となります。傘下に複数のファンド
を持ち、優秀なファンドマネージャーを増やしていくことにより個々の投資パフォーマンス
を高めるとともに、領域の異なる複数のファンド連携による業務効率化、情報やネットワー
クの共有などによって相乗効果を生み、よりハイパフォーマンスな投資ネットワークを構築
していきます。
Q:なんで複数のファンドに分けるの?
A:投資事業において迅速な意思決定と優秀なファンドマネージャーによる案件調達、投資
判断が重要な鍵となります。今回設立した Sevenwoods Investment が投資中核会社となり、
その傘下に複数の戦略の異なるファンドを設立することにより、各ファンドは招へいした優
秀なファンドマネージャーの独立した意思決定に基づき機動的な投資活動を行い、また、各
ファンドの戦略に合わせた資金提供を行うことで高い投資利益率を担保します。同時に、こ
れらファンドの数を確保することで、量、すなわちリターンの絶対額を担保してまいります。

Q:どうやって優秀なファンドマネージャーを集めるの?
A:ファンドの数は優秀なファンドマネージャーの数に依存することとなり、この確保は業
界的にも大きな課題と思われますが、Sevenwoods Investmentでは、先日当社が発表しまし
た、次世代の事業と経営者の誕生と成長、永遠のベンチャースピードを手に入れる仕組み
「CROOZ永久進化構想」に則り、通常の独立したファンドマネージャーを上回る報酬体系を
用意し、独立して投資活動を行っても好成績を上げられる期待の持てる優秀なファンドマネ
ージャーのみを多数招へいしていきます。この度の構想にあたって、既に中核の笠井玲央氏
の他、参加表明を頂いている方が複数名おり、この度の発表を皮切りに、ファンドの組成並
びに投資実行を進めてまいります。

Q:ファンドの規模はいくらくらいを予定しているのか?
A:まずは当社からの出資と外部からの出資を合わせて 20 億円規模を想定しています。です
が、あくまで想定であり、これまでにもお伝えしている通り、チャンスが大きいと判断した
場合はさらにチャレンジしていく可能性はあります。

Q:リスクとしては、どんなことが考えられるのか?
A: 投資した分が回収できないというリスクはあります。事実データ(当社調べ)として、
一般的に投資回収できているファンドマネージャーは全体の 50%程度、2倍3倍以上の投
資回収ともなるとわずか 15%程度と言われており、いかに優秀なファンドマネージャーを集
めるかが成功の鍵を握っていますが、私たちは上述の通り「CROOZ 永久進化構想」に則って、
実績のある優秀なファンドマネージャーのみを集めることによってその成功確率を高めてま
いります。

Q:「CROOZ 永久進化構想とは?」
A:クルーズには、グループ内で起業する起業家や、外部から参画した経営者に対して、日
本一を目指したインセンティブを支給することを軸とした「CROOZ 永久進化構想」という仕
組みがあります。インセンティブは、経営者に株式を付与する「株式保有インセンティブ」
を柱に、経営人材を獲得した時、M&A を成功させた時に支給されるインセンティブがあり、
自ら起業して上場した時と同じくらいの見返りが期待できます。
一方、グループに参画する経営者とクルーズの関係は、株主と経営者としての関係であらゆ
る意思決定を行えます。さらに、創業 17 年でメイン事業を 5 回以上変えながらも黒字経営
を続けてきたクルーズの事業ノウハウや資産を活用することにより、成功確率を最大化する
ことができます。
詳細はこちら https://youtu.be/7STw1NX59j8
Q:新規チャレンジの売上・利益が業績貢献するのはどのくらいの時間軸なのか?
A:投資という事業特性上、短期的な売上・利益としての業績貢献は見込まれないと考えま
す。事実データ(当社調べ)として、一般的な VC の投資回収にかかる期間は早い例で 3、4
年、通常は 6、7 年はかかると言われています。
したがって、当社では業績貢献まで 3~7 年の期間が妥当だと考えています。

Q:では、どうして NEWS を出したのか?
A:今回のファンド出資の取組が、開示項目に該当したためです。

Q:どのくらいの時間軸で新規事業への投資の成功・失敗を判断するのか?
A:CROOZ グループでは 3 か月に一度、「状態異常の回復」を目的とした経営合宿をやって
おり、今回の投資に関してもその場で、3 か月毎に判断をしていきます。少額であれば仮に
赤字であったとしてもそのリスクを許容し、将来的な期待感から継続を判断する可能性もあ
ります。とはいえ、グループの中の財務状況に応じて適時適切に意思決定をしていきます。

■この取り組みに関する今後の IR またはリリースについて
当社グループでは、新規チャレンジの継続的な IR またはリリースの方針について 3 つの基
準を定めています。

継続的にその状況を報告する取り組み
① 全社の売上に 10%以上の影響があると自信が持てた取り組み
② 現時点での成功確度は分からないが、事業を取り巻く環境の様々な点を鑑みて、
うまくいった時に全社業績へ大きなインパクトを与える可能性のある取り組み

現時点では継続的な状況報告を行わない取り組み
③ うまくいった時に、全社業績へ大きなインパクトを与える期待はあるものの、
現時点でインパクトの大きさも成功確度もあまりにも未知数な取り組み

今回の取り組みにつきましては、複数あるチャレンジのうちのひとつであり、現時点では、
③に該当すると考えているため、進捗があれば、リリース、決算説明資料など適切な方法を
通じて、ご報告してまいります。また、別途東京証券取引所が定める開示項目に該当する場
合には、適時開示を通じてお知らせしてまいります。

以上

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