Azure IoT HubとAzure IoT Edgeを活用した複数の通信プロトコルに対応したゲートウェイの開発・販売について

2021 年 5 月 12 日

各 位
会 社 名 神 田 通 信 機 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 神部 雅人
(JASDAQ・コード番号:1992)

問合せ先 執行役員管理本部長 田辺 正行
電話番号 (03)3252-7731




Azure IoT Hub と Azure IoT Edge を活用した
複数の通信プロトコルに対応したゲートウェイの開発・販売について
(製品名:マルチゲートウェイ [ Multi-GW ] )


当社は、Microsoft 社が提供する Azure IoT Hub への対応及び、Azure IoT Edge を活用した、複数の通
信プロトコルを一つのソフトウェアに統合対応したゲートウェイの開発・検証を完了すると共に当社で
の販売を開始致しました。


本システムは、設備(照明・空調・監視システム・セキュリティなど)間の通信を円滑に行い、今まで
個別に管理されていた設備を連携させる事で、新たな付加価値が提供可能となります。
また、IoT 機器との親和性を強化し、クラウドプラットフォームへの接続を標準化する為の取組みを進
めて参ります。




(イメージ画像)
SDGs に対する取組みが加速する中、本システムにより下記を実現します。


1.安心・安全な環境
災害検知を迅速な周知、不審者侵入を未然に防ぐセキュリティ連携、感染症対策や感染者との接触状
況の把握など、入居者に対する安心・安全な環境を設備連携やセンサーの活用で提供します。


2.健康で快適な社会
働く環境を快適にするために、パーソナル制御、設備連動制御、位置情報把握、行動履歴管理の実施
による、仕事の効率化と人手不足の解消を実現します。
ウェルネス(Wellness)をキーワードとした色温度変化の照明制御や、自然採光の最大限の取り込み、
空気環境の最適化や、においによるリラックス効果など多彩な設備連動と制御システムの接続で実
現します。


3.脱炭素社会(カーボンニュートラル)
あらゆる設備や豊富なセンサー群を自由に接続し、ビックデータを活用した AI 制御の実現や、効率
化を図った省エネ制御システムを実現し、CO2 排出量の削減に寄与します。


【特長】
1.Microsoft Smart Buildings & Spaces サービス連携 リファレンス アーキテクチャーに対応
2.Azure IoT Edge を活用し、BACnet/IP、Modbus/TCP、MQTT モジュールを開発
3.クラウド環境を活用し、遠隔でのメンテナンスやバージョンアップが可能




(システム構成図)
1.Microsoft Smart Buildings & Spaces サービス連携 リファレンス アーキテクチャーに対応
Microsoft が業界共通でのシステム実装方式やデータ構造をテンプレート化している仕組みに対し

本システムでは、BACnet/IP や Modbus/TCP といった設備制御における API を共通化し、開発してお
ります。
■Azure IoT Hub を活用する環境に対し、システム導入を円滑に実施する事が可能


2.Azure IoT Edge を活用し、BACnet/IP、Modbus/TCP、MQTT モジュールを開発
各種通信プロトコルをモジュール化(部品化)して開発する事で、一つのハードウェアで複数の
通信プロトコルに対応する事を可能と致しました。
■複数の通信プロトコルを使用する場合、ハードウェアを増設(追加)する必要がない
■現在未対応の通信プロトコルを開発した場合、拡張機能として導入済の製品に追加する事が可能


3.クラウド環境を活用し、遠隔でのメンテナンスや機能拡張が可能
クラウド環境を活用する事で、メンテナンスや機能拡張が発生した場合、遠隔で対応する事が可能で
す。
■現地対応に時間が掛かる懸念事項を解消
■安心して利用頂ける環境の提供
■導入後のメンテナンスや機能拡張における対応時間を削減


【エンドースメント】
本プレスリリースにあたり、日本マイクロソフト株式会社様よりコメントを頂いております。


神田通信機様のゲートウェイ・アプリケーション「Multi-GW」が Azure IoT Hub との接続にご対応
頂いたことを心より歓迎いたします。
スマートビルディング・スマートシティの実現に向けて、業界標準のプロトコルに対応した
IoT ゲートウェイの重要性は非常に高く、また弊社が公開をしている「Smart Buildings & Spaces
サービス連携 リファレンス アーキテクチャー」にも準拠して頂いたことで、より一層業界内での
クラウド活用が促進されるものと確信しています。
日本マイクロソフトは、今後も神田通信機様との連携を深め、クラウド・IoT によって、
より多くのお客様のビジネス変革を支援してまいります。


日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 IoT & MR 営業本部長
菖蒲谷 雄
【今後の展開】
スマートビルディングにおける設備情報とクラウドプラットフォームの接続を中心に、スマートシテ
ィ関連も含め、各社と共同開発を展開します。
また、センサーを活用した市場特化型のビジネス、メーカーとの共創も展開します。


システムの拡張として、先に挙げた3つのプロトコルの他に、モジュール追加による接続機器の拡充
や、接続した内容のログを可視化したダッシュボードの開発も展開します。


【価格】
オープン価格


【問い合わせ先】
情報通信事業本部 システムプロデュースセンター 神藤(シンドウ)・久須田(クスダ)


電話でのお問い合わせ(受付時間:9:00 ~ 17:00)TEL:03-6758-7215


Web でのお問い合わせ:https://www.kandt.co.jp/contact/


※Microsoft、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

6919