三菱日立パワーシステムズ株式会社殿との電流情報量診断システムの共同開発に関するお知らせ

平成28年 12月20日
各 位
株式会社 高田工業所
代表取締役社長 髙田 寿一郎
〒806-8567 北九州市八幡西区築地町1番1号
コード番号 1966(東証第 2 部、福証)




三菱日立パワーシステムズ株式会社殿との
電流情報量診断システムの共同開発に関するお知らせ

当社は、三菱日立パワーシステムズ株式会社殿(MHPS 殿、取締役社長:西澤 隆人氏、本社:横浜市
西区)とモーターなど回転機器の電流情報量診断システムを共同開発するための覚書を締結いたしまし
たので、お知らせいたします。



当社が製品化している電流信号から機器の回転状態が診断できる計測装置の技術と、MHPS 殿が火力発電設
備の運転制御・保守サービスを通じて培った診断ノウハウを組み合わせることで、さらに回転機器の予兆診
断システム・サービスを高度化していくことが狙いであります。
覚書に基づき、両社は、当社が現在製品化している電流情報量診断システム「T-MCMA システム」について、
①ハードウエアの共同開発、②ソフトウエアの共同開発、③適用範囲の拡大を協業で進めてまいります。
T-MCMA システムは、回転機器の電気配線に計測装置(T-MCMA)のクランプ(締め具)式センサーを取り付け、
何らかの異常発生による微弱な電流信号を計測・多重解析することで回転機器の状態を診断できるものであ
ります。
ハードウエアにつきましては、クランプの小型化や筐体のコンパクト化などを推進、ソフトウエアにつき
ましては、インターネット上の複数のサーバーを利活用できるクラウド・コンピューティングへの対応やデ
ータ出力機能の追加などに取り組んでまいります。また、両社でデータ分析 運用ノウハウの知見を共有し、

新規診断技術の開発や新しいサービスの創出を目指してまいります。
MHPS 殿のデジタルソリューションはすでに多くの実際のプラントに導入され、機器の性能改善や計画外
停止の回避、予兆に基づく最適なメンテナンスの実施など、発電所の運用改善を支援しております。これら
の経験をもとに、MHPS 殿は新しいデジタルソリューションを順次展開しており、当社との共同開発はこの取
り組みの一環であります。
MHPS 殿および当社は、高度化を実現した回転機器の電流情報量診断システムの導入を、特に火力発電所
のポンプやファンなど補機類の予兆診断向けに提案してまいります。併せて、予兆診断だけでなく性能診断
など多様なコンサルティングサービスや、保守コスト削減サービス、計画停止短縮や定期点検延長による稼
働率向上サービスなどを通じて、火力発電所の効率的運用をお客様とともに追及してまいります。
以 上
本件に関する問い合わせ先 :
株式会社 高田工業所 総務部長 副島 淳一 電 話 : (093)632-2631

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