水力発電事業で国内初となるISO55001(アセットマネジメントに関する国際規格)の認証を取得

News Release
日本工営株式会社
2016 年 3 月 30 日
水力発電事業で国内初となる
ISO55001(アセットマネジメントに関する国際規格)の認証を取得

日本工営グループの、工営エナジー株式会社および新曽木水力発電株式会社の水力発電事業に関わる
アセットマネジメントシステムが、水力発電事業としては初めて、ISO55001 の認証を取得しました。



日本工営グループは、中期経営計画(2015.7 - 2018.6)~ NK-AIM 世界で進化(Advance) 日本で深化
(Intense) 発揮する真価(Merit) ~において、
「新事業の創出と拡大」を 1 つの方針として掲げており、そ
の一環として小水力発電事業に取り組んでいます。
当社グループの小水力発電所の第一号案件となる新曽木水力発電所(鹿児島県伊佐市)は、2013 年 4 月
に、当社、新曽木水力発電株式会社、伊佐市の 3 者で運営を開始しました。2015 年 1 月には、再生可能エ
ネルギー開発のさらなる展開を図るため、工営エナジー株式会社(日本工営株式会社 100%出資)を設立し、
小水力発電事業の運営を行っております。今回、工営エナジー株式会社および新曽木水力発電株式会社の
水力発電事業に関わるアセットマネジメントシステムが、株式会社日本環境認証機構(JACO)より ISO55001
の認証を取得いたしました。これは、水力発電事業での認証取得第一号となります。


水力発電事業には、再生可能エネルギー事業における発電の効率化、設備の維持管理を通じた電力の安定
供給、発電箇所の地域状況との調和、ライフサイクルコストの最小化等が期待されています。今回、ISO55001
の認証を取得したアセットマネジメントシステムは、当社グループの知見を活かしたリスクマトリックスを
活用した対応基準とプロセスの明確化、管理の効率化と高度化に向けたモニタリングシステムと状態評価指
標の考え方が運用状況を通じて継続的に改善される仕組み、再生可能エネルギーの啓発活動および地域学習
型観光の取組みによる地域と連携した活動目標設定等が評価されました。


本認証を受けたことにより、水力発電事業で蓄積したアセットマネジメントシステムの構築・運用に関
する各種ノウハウが、今後の事業拡大に寄与するものと考えております。また、国内外で増加する PPP 案
件に対する競争力の確保にも繋げていく方針です。




授与式の様子 登録証
―お問合せ先―
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: info@n-koei.co.jp ホームページ:http://www.n-koei.co.jp/
参考資料


■ISO55001 について
ISO55001 は下水道、道路、橋梁、鉄道およびその他のエネルギー、通信など全ての社会インフラ分野で
「資金、人材、情報などのマネジメントを含めて計画的かつ効率的に施設管理を行うことによって所期の
機能を継続的に発揮していくために必要な要求事項」をまとめた ISO 規格です。アセットマネジメントを
単なる施設の維持管理活動ととらえず、アセットを保有・管理する組織が、計画策定・運用・パフォーマ
ンス評価・改善といった要求事項を遵守しつつ、国際標準に則ったアセットマネジメントを実施する仕組
みを構築することを狙いとしています。



■日本工営グループの小水力発電への取組み(2016 年 3 月 30 日現在)




※新曽木発電所は、地元の資源を活用した発電のみならず、新エネルギーの啓発活動および地域の活性化
にも貢献する活動が評価され、平成 27 年度新エネ大賞(主催:一般財団法人 新エネルギー財団)の審
査委員長特別賞を受賞しております。




―お問合せ先―
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: info@n-koei.co.jp ホームページ:http://www.n-koei.co.jp/

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