アーツサポート関西への寄付の実施について

平成30年 3月 20日


各 位
会 社 名 日 本 電 通 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 上 敏郎
コード番号 1 9 3 1 東京証券取引所 第2部
問合わせ先 取締役専務執行役員 森西 輝幸
(T E L ) 06-6577-4111




アーツサポート関西への寄付の実施について



当社は、70 周年の記念事業として、アーツサポート関西への寄付を通じて、関西のメデ
ィアアートを支援することといたしましたのでお知らせいたします。





1.寄付内容
(1)使途
関西でのメディアアート作品の制作
(2)寄付額
300 万円(平成 29 年度 100 万円、以降 4 年にわたり毎年度 50 万円)


2.寄付先
(1)名称
アーツサポート関西(公益財団法人関西・大阪 21 世紀協会)
(2)支援内容
関西での芸術・文化活動をする法人・団体・個人に対する助成


詳細はプレスリリースを添付しておりますので、ご覧ください。



以 上
アーツサポート関西 ASK PRESS RELEASE




2018.03.20




「日本電通メディアアート支援寄金」記者発表




登壇者: 上 敏郎 日本電通株式会社代表取締役会長 兼 社長
(敬称略)
山本 雅弘 アーツサポート関西運営委員/株式会社毎日放送相談役最高顧問

原 久子 VisLab Osaka/大阪電気通信大学デジタルゲーム学科教授

小田島 秀俊 一般社団法人ナレッジキャピタル専務理事

土佐 信道 明和電機/メディアアーティスト


場所: The Lab.アクティブスタジオ(グランフロント大阪北館 2F)


リリースに関するお問い合わせ先:
公益財団法人 関西・大阪 21 世紀協会内 アーツサポート関西事務局 担当:大島賛都
Email: ask@osaka21.or.jp, TEL: 06-7507-2004, FAX: 06-7507-5945
日本電通株式会社の創業 70 周年を記念しファンドを設立。
関西のメディアアートを支援します!
1947 年に大阪市阿倍野区で創業した日本電通株式会社は、2017 年に 70 周年を迎えました。それ
を記念して、この度アーツサポート関西に「日本電通メディアアート支援寄金」を創設し、関西のメ
ディアアートを支援していくことになりました。2017 年度~5 年間にわたり、総額 300 万円の寄付
が予定されています。
日本電通は、創業の地である大阪を拠点に、今日の社会を支える情報通信インフラストラクチャ―
の構築・整備や、情報通信テクノロジー(ICT)における様々なソリューション開発・運用および情
報処理サービスなどを提供しており、この度、同社と深くかかわる情報通信技術をクリエイティブな
視点でとらえアートの表現として発信する、いわゆるメディアアートの可能性の拡大や新たな展開の
促進を目指します。
支援の対象は、メディアアート作品の制作です。2018 年度から 5 年間をめどに、新たな価値感や
イノベーションを予感させる萌芽性をはらんだ作品の制作をサポートしていきます。
インターネットやスマートフォンが私たちの日常の暮らしを大きく変革したように、メディアアー
トは、美術の作品の在り方や、鑑賞者と作品の接し方などを根本から変えてきました。新たな価値や
視点の創出に果敢に挑戦するアーティストたちを支援することによって、多くの優れた伝統を受け継
ぐ関西の文化に新たな息吹を与え、未来に向けて力強く繋いでいくことにもなると考えます。



メディアアートとは
20 世紀中盤より広く知られるようになった芸術表現に、新しい技術的発明を利用する、もしくは新たな
技術的発明によって生み出される芸術の総称的な用語。特に、ビデオやコンピュータ技術をはじめとする
新技術に触発され生まれた美術であり、またこういった新技術の使用を積極的に志向する美術である。
19 世紀後期の写真発明の変革までさかのぼることが出来る。1960 年代に映画の歴史から分岐し、実験
的なビデオアートやマルチメディア作品、パフォーマンス作品などが生み出された。より近年のニューメ
ディアという用語は、デジタルアートと密接に連携させられ、コンピュータベースの芸術制作の理論と歴
史に収斂することとなった。
(出典:Wikipedia「メディアアート」より引用抜粋)




日本電通株式会社の概要




上記は日本電通株式会社からの提供資料です。





アーツサポート関西 x VisLab Osaka x ナレッジキャピタル
3 者が連携して、関西・大阪の文化をバックアップ!


この度設置された「日本電通メディアアート支援寄金」より関西のメディアアートを支援していく
にあたり、テクノロジーに関する高度な専門的な知見が必要とされるため、アーツサポート関西は、
現代のダビンチ工房とも称される、情報通信技術などの最先端テクノロジーの研究者集団 VisLab
Osaka(ビズラボ オオサカ)と連携して、支援に取り組むこととなりました。また、VisLab Oaska
が拠点を置くナレッジキャピタルは、 「感性」と「技術」の融合による新たなイノベーションを目指
す知的創造・交流の場として、このプロジェクトをサポートしていきます。
市民の寄付を集めて関西の芸術文化を支援するアーツサポート関西と、最先端テクノロジーの専門
家集団 VisLab Oaska、そして新たな知的イノベーションを生み出す場として注目されるナレッジキ
ャピタルの 3 者が連携し、関西・大阪の芸術文化の発展にむけてバックアップしてまいります。



アーツサポート関西と VisLab Osaka の連携

● メディアアート支援の方向性や内容を共同で策定する
● 公募審査のプロセスに VisLab Osaka の専門的な知見を取り入れる
● 優秀な申請者を VisLab に呼んで研究者とオープンディスカッションを行う
● 助成の成果として出来上がった作品の検証・発信を共同で行う




VisLab Osaka ビズラボ・オオサカ
ナレッジキャピタルに拠点を置く情報通信など最先端テクノロジーの職人集団、現代のダ
ビンチ工房 Vislab Osaka。ザ・ラボという場をもつナレッジキャピタルが掲げる新たな
価値を創造するというコンセプトに企画段階からかかわる。 「情報の可視化」 をテーマに
産官学の様々な人々の連携により超高速ネットワークやスーパーコンピュータ を使ったシ
ミュレーションなど、科学技術の最新の成果を ICT を駆使して人々にわかりやすく提
示。大阪大学、情報通信研究機構(NICT) 、帝塚山学院大学、関西学院大学、大阪電気通
信大学、バイオグリッド関西、臨床医工情報学コンソーシアム関西、サイバー関西プロジ VisLab Osaka オープンスペース
ェクトが参画。 ナレッジキャピタル 9F




ナレッジキャピタル
2013 年 4 月オープン。大阪の玄関口グランフロント大阪の中核をなす知的創造・交流の
場。ナレッジキャピタルとは施設の名称であり、運営組織であり、活動自体である。オフ
ィス、サロン、ラボ、ショールーム、シアターなどの施設を持ち、それらを有機的に連動
させながら企業人、研究者、クリエイター、一般生活者などの行き交うさまざまな知を結
び合わせて新しい価値やイノベーションの創出を目指す。
ナレッジキャピタル The Lab.
ナレッジキャピタル 2F


アーツサポート関西
関西経済同友会の提言にもとづき、2014 年に公益財団法人 関西・大阪 21 世紀協会内に
発足。市民や企業からの寄付によって関西のさまざまな芸術・文化を支援する 100%民間
の取り組み。プールされた寄付金から支援が必要な団体や個人を公募で選び助成を行うほ
か、寄付ごとに個別のファンドを設け、寄付者の希望にそう形で公募による助成も行って
いる。これまで約 1 億円の寄付をあつめ、約 70 の団体・個人に支援を行ってきた。天満
天神繁昌亭で開催される「上方落語若手噺家グランプリ」や NPO 法人人形浄瑠璃文楽座が
行う「そうだ文楽へ行こう!!ワンコインで文楽」など、大きな成果を上げている。
NPO 法人人形浄瑠璃文楽座
「そうだ文楽へ行こう!!ワンコインで文楽」
(国立文楽劇場のバックヤードツアー)




リリースに関するお問い合わせ先:
公益財団法人 関西・大阪 21 世紀協会内 アーツサポート関西事務局 担当:大島賛都
Email: ask@osaka21.or.jp, TEL: 06-7507-2004, FAX: 06-7507-5945


「日本電通メディアアート支援寄金」公募助成の概要(予定)

アーツサポート関西「日本電通メディアアート支援寄金」より、関西を拠点にメディア
アート作品の制作を行う個人・団体に対して、助成金を交付いたします。
(平成 30 年 4 月に正式に募集要項を告示する予定です。)



助成する活動

関西に拠点に置く個人や団体による、新たな価値観やイノベーションを予感させる萌芽性
をはらんだメディアート作品の制作にかかる費用を支援。作品は原則、平成 31 年 3 月末ま
でに完成することができるものとします。


助成対象者

関西(※)に拠点を置く個人や団体。ただし、自治体や自治体が設置する団体および豊富な資
金を有する民間の企業や団体等は対象外。
※関西元気文化圏に準じる(京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県、福井県、三重県、徳島県、鳥取県)




助成金額

平成 30 年度 1,000,000 円 (平成 31 年度以降に別途総額 200 万円を助成予定)
採択件数は審査によって判断します。



審査方法

アーツサポート関西 評価・審査委員(非公表)が審査を行います。
なお VisLab Osaka にて作品プレゼンテーションおよび研究者とのオープンディスカッションを行っていただく
予定です。



審査基準

1.萌芽性
芸術作品として、新たな価値観やイノベーションを予感させる萌芽性をはらんだものであること。

2.実現可能性
資金計画、機材・材料の準備、制作工程、制作技術などが十分に考慮された実現可能性があり、
平成 31 年(2018 年)3 月末までに完成できること。



募集期間

平成 30 年(2018 年)5 月~6 月(予定)


応募方法

所定の申込書でお申込みいただきます。
その際、作品コンセプト、作品イメージ、資金計画、制作工程、制作にかかる技術や知識などを示していただきます。





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