日本最大級のウリ科専用閉鎖型育苗施設の本格稼働を開始

プレスリリース

2021 年8月 31 日
会 社 名 ベ ル グ ア ー ス 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長兼CEO 山口 一彦
(JASDQ・コード:1383)




日本最大級のウリ科専用閉鎖型育苗施設の本格稼働を開始


当社は、2021 年2月、本社農場(所在地:愛媛県宇和島市)に日本最大級となるウリ科苗専
用の育苗施設として、屋外設置型人工光型閉鎖型育苗施設(以下、「第二閉鎖型施設」といいま
す。
)が完成し、本格稼働いたしましたことを下記の通りお知らせいたします。





1.第二閉鎖型施設の開発経緯
日本農業界において農業従事者の高齢化や小規模化が急速に進んでいる中、近年では、自然災
害や異常気象など農作物の栽培に影響を及ぼす事象が多く発生しており、当社においても、野菜
苗を安定的に生産し供給できる育苗技術の重要性がさらに高まっております。
このような中、当社は、2014 年より気象条件に左右されずに、高品質で安定した野菜苗の育
苗を可能とする、屋外に設置できる閉鎖型育苗施設の開発を進めて参りました。
この度稼働を開始した第二閉鎖型施設を利用することにより、1年を通して安定供給が可能と
なり、生産者の計画生産に貢献することができると共に、近年需要が増加しているウリ科野菜苗
の生産供給体制の構築を目指して参ります。


2.第二閉鎖型施設の内容及び今後の展開
第二閉鎖型施設は、当社が 2006 年に初めて導入した閉鎖型育苗施設(以下、
「第一閉鎖型施
設」といいます。
)と比較して、建物全体を育苗施設とし、施設内を有効的に活用した設計によ
り、3分の2の面積で約 1.5 倍の生産が可能となりました。また、LED光源を採用した育苗に
より、省エネルギー化に取り組むこともできました。更に、約 15 年間培ってきた閉鎖型育苗技
術のノウハウを活かし、第一閉鎖型施設では制御不能であった湿度コントロールを行えるように
なった結果、これまでより緻密で且つ高度な環境制御のもと、キュウリやスイカ、メロンといっ
た環境の変化に敏感なウリ科の野菜苗を、気象条件に左右されることなく安定的に大量生産する
ことが可能となりました。第二閉鎖型施設では、第一閉鎖型施設と同様に閉鎖空間で育苗を行う
ため、無農薬で生産しており一層「安心・安全」な野菜苗を提供して参ります。
今後は、ウィルス病対策として植物ワクチンを接種したキュウリ苗や購入苗の依存度が高まっ
ているメロンやスイカなどを顧客ニーズに合わせて、安定した品質で増産を行える生産体制の強
化を目指し、更には、長年蓄積してきた膨大な育苗データやAI画像認識技術を活かした新たな
育苗システムの開発にも取り組んで参ります。
3.推奨製品
第二閉鎖型施設で育苗することによる効果や優位性を最も実感していただける野菜苗は、当社
オリジナル製品のヌードメイク苗 🄬です。
ヌードメイク苗 🄬とは、接ぎ木直後の苗で、その特徴は、生産者や育苗会社の皆さまが、その
後の育苗や生産に合わせて計画通りに栽培・管理しやすくすることができる製品です。特に、高
度な技術や環境調節が必要なウリ科の野菜苗においては、接ぎ木までの工程を当社が担い、高品
質で安定した苗質のヌードメイク苗 🄬を生産者や育苗会社の皆さまに使用していただくことによ
り、生産工程における育苗期間の短縮や作業負担の軽減が可能となります。
また、鉢上げ用セル苗や直接定植用のアーススレート苗やポット苗などの製品につきまして
も、これまで以上に質・量共に顧客ニーズに応えられる野菜苗を提供することができると確信し
ております。




スイカ:ヌードメイク苗 🄬 キュウリ:鉢上げ用セル苗




スイカ:アースストレート苗
メロン:直接定植用ポット苗
(直接定植用オリジナル規格)
【第二閉鎖型施設内】




本件に関するお問合せ先:総務部 玉川、柳川 TEL:0895-20-8231
ベルグアース株式会社 〒798-3361 愛媛県宇和島市津島町北灘甲 88-1 http://www.bergearth.co.jp

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